土の眼

ライブハウスnanoの店長土龍(モグラ)の日記。
フェイダーつきながら一体何を考えておるのかっ!?
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僕の好きな音楽

年の瀬です。

寒い。特に今日とか。もう一張羅のダウンジャケット着ちゃってるもの。しまった。

そうかと思えば、変に気温が下がらない日もあるし。体調管理に気を付けなくては。

 

さて。僕が好きになって、絶賛するバンドがたくさんいます。

売れてる、人気がない、うまい、へた、男前、かわいい、ぶさいく、とか関係ありません。

つまり、僕が褒めるバンドは、僕が好きな音楽を、その音楽に見合った演奏やスタイルで目の前で聴かせてくれるバンドです。

その感覚が、ちょっとした誤解を生んでることがあるみたい。

 

つい先日の「光の底」における村島洋一とsewiの2マンの打ち上げにて。

この夜、2組とも、熱量的にもクオリティ的にも、本当に素晴らしいライブで、めちゃくちゃグっときたんです。ブチあがったわけですよ。「俺のダンスフロア」(PAブース)で。

それを指して、スタッフでフロアにいたピアノガールの内田秋が、打ち上げで言うわけです。

「俺にとって二人(村島とsewiカワノ)は、バンドを始めた頃から、ずっと見てる憧れのセンパイなんです。その二人のライブをみて、モグリンがブチ上がってるのをみて、嫌な気持ちになりました。なぜなら、モグリンは、俺がかっこいいとは全然思えないバンドを褒めたりするからです。そんな人にこの二人のかっこよさがわかってるはずがないからです。」

と、要約するとこんなことを秋は伝えました。

 

いやあ、言うねえ、と笑

わかります。秋の言ってる事わかります。

例えば、ブルーハーツが活動再開したとして、ライブに足を運び、そのライブで、クロマニョンズからしかヒロトとマーシーを知らない、フェスとかで最近流行ってるバンドで節操なくブチ上がってるお客さんが、めっちゃ感動して泣いていたとしても「ホンマか、おまえ」ってなります。(この話にかんして、飽くまで、こっちがそう思うだけです。お客さんの感覚は人それぞれです。ライブにいって感動する。理由なんて関係ないじゃないですか。それだけで素敵な体験ですもの。好きな場所で好きに遊べばいいんです。たとえ話の表現が悪くってごめんなさい。)

 

これは、何かというと、僕にとってブルーハーツの歌が「好きな音楽」っていう範疇を超えていて、もう細胞になってるからです。

(このことに関しては、詳しくは今は省きます。ちなみに小西真奈美という女優は、僕にとって「好きな芸能人」はなく、小西真奈美という「概念」です。実際会っても、僕の目には見えません。てか、多分実在はしないんじゃないかな。という面倒くさい論理なので、気になる人は、実際に会って話してみましょう)

 

つまり、秋にとっても、秋の歌と、村島の歌と、カワノの歌(言葉)は、今の秋を作ってる細胞のようなものの一つなんです。

そんなとても大切なモノに対して、節操なく喜んでるというように秋には見えたんでしょう。

 

このことを伝えられたことで、秋には腹を立てるようなことはありません。

たしかに、秋のどうやっても好きになれないバンドを、僕はベタ褒めすることがあります。

あるバンドを具体的に出して、「あんな(演奏的に)素人くさいバンド全然良さがわかりません」と言いました。が、逆に僕はその素人臭い演奏じゃないと、好きになってません。絶妙ってやつですね。

つまり、音楽の種類によって、カッコよさは様々なんです。僕は、10年以上ライブハウスの店長をやって、それを見いだせる感覚を身につけました。客観的な視点っていうのを身に着けることができたんですね。(これは、バンドに対してではないですよ。バンドが演奏する「音楽」に対してですよ。ここ重要。その音楽が好きだから反応できるんです)

 

その様々なカッコよさをもっと知ろうとする僕と、それを節操がないとみちゃった秋の感覚の差ですね。

ちなみに、秋のその感覚を一切否定しません。だってミュージシャンですもの。秋という男は。

主観バリバリでいいんですよ。自分と喧嘩して勝つ奴だけを認めればいいんですもの。ミュージシャン内田秋が「クソ」だと思えば、秋にとって「クソ」なんです。逆も然り。秋が「最高」と思うものだけが、秋にとって最高でいいんです。

ただ口が悪いだけです。

 

まあ、何よりわざわざそんなことを、付き合いが長いとはいえ随分年上の僕に伝えてくるんです。喧嘩売ってますよね。最高じゃないですか。ピアノガール、やっぱ好きだなあ。(もちろん、秋の作品が好きというのが前提です。しょうもない音楽しかやってないやつにはそんなこと言われたら、もう大変です。机ひっくり返してますよ。モグラ一徹ですよ。)

 

ただ、秋もまだ若い。その鋭い感覚で、もっといろんな音楽的な経験を積むことになるでしょう。「もっと積みなさい」とは言っていません。秋は独特かもしれないけれど素晴らしい感性を持っているので(もちろん秋に限った話ではないですが)、この先、「あの時モグリンはこうやったんかー」なんて思ってくれるかもしれません。が、今のまま突き進んでもいいんです。なんせ今の時点で大好きだし。

 

話が長くなって(秋へのデレで。主に。)きていますが、何が言いたいかといいますと、僕が様々なバンドを褒めるのは、節操のない行動ではありません。全て、「僕はこいつらの音楽が好きだ」というのが前提になっています。そして、それに見合った方法論が様々あることを知ってるんです。音楽の種類それぞれに、必要な演奏力やライブのやり方があるというのを知ってるんです。知ることができてるんです。褒める理由を、例外なく述べることもできます。

モグラのボーダーラインは決して下がっていません。

あんまりよくないけど、お客呼んでくれるしブッキングしよかってのが相変わらずありません。

商売人失格です。が、音楽家でいたいと思っています。

音楽家として、反応してしまうものを称えたいっていうところは一切変わっていません。

 

この話を秋としている横でsewiのカワノが「秋、そりゃしゃーないやろ。モグリンは仕事やねんから」と珍しく僕をフォローしてくれようとしましたが、それも違います。偏らず様々なバンドが出演するライブハウスになるってことで、結果仕事に繋がってはいますが、仕事だからと、その時に「好きと思えないバンド」を「好き」とは言いません。そこまで器用なら、こんな儲からない仕事やってません。

 

もし、僕のツイッターなどの投稿をみて「あ、またバンド褒めてるな」と思った方。

「気になるな」とyoutubeで検索して聴いてみてください。

その時に「モグラが褒めてるから」ってのを一切無視ってください。しょうもなければそれでよし。ええやんってなったらライブに足を運んでください(できればnanoへ笑)。さっき書いたように、聴き手は自由です。好きに遊べばいいんです。

 

僕には、もしかすると好きなバンドは少ないかもしれません。好きな音楽がたくさんあるだけです、きっと。

秋のようなミュージシャンと同じ目線でライブハウスを続けていきたいと思います。

僕が「クソ」と思えば、「クソ」。「最高」と思えば「最高」。僕にとってです。

一緒です。

 

ということを秋に面と向かって言いたかったんだけどなあ。

次の日の入り時間が早くって、それが気になって酔えてなかったんだよな。

歳のせいかな笑

 

素面でもエモくならなくちゃ。

 

てか、まとまりのない文章でごめんなさい。

僕は音楽が好きなんですね。それ。

 

 

| MC土龍/土龍店長 | - | 23:21 | comments(0) | - |
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